お前は俺のxxx
第38章 大好きな空
「あ..あれは..。おまじないっていうか、願かけ?」
『へー。』
あれを見られてたのは、
さすがに恥ずかしい。
高校生にもなってやることじゃないよね…
恥ずかしさから、俯いていると颯太の手が私の髪に触れた。
『なあ。結愛の髪って何でこんなに綺麗なんだ?』
颯太は私の髪を梳くように触れると、髪にキスを落とす。
「そ.そうかな⁉︎」
『あん時、後ろ姿しか見えなかったんだけどさ。
風に揺れるこの髪がすげぇ綺麗だったんだよな。』
優しい口調で話す颯太の甘い声に、鼓動は騒ぎ始めた。