お前は俺のxxx
第102章 初めての。
花火デート当日ーー
目覚ましで起きた私は、シャワーを浴びて髪をブローしながら颯太にメールを送った。
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To:颯太
From:結愛
おはよ(^o^)
颯太はまだ寝てるよね。
用事済ませたら、待ち合わせ場所に向かうね♪
花火デート楽しみ☆
じゃあ後でね♪
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颯太はまだ寝ているのか、返信は無い。
私は軽く髪をアップにまとめてから、真新しい浴衣に袖を通して着付けを始めた。
鮮やかなオレンジや黄色も考えたけど、やっぱり和装だから綺麗な浴衣がよくて…
背伸びしちゃって濃い目の紺色を買ってしまった。
何より蝶々の絵が綺麗で
一目惚れした浴衣♡
薄桃色の桜や淡い紫の藤のまわりには、綺麗なアゲハ蝶が舞っていて所々にラメがキラキラ入っている。
同じブランドの帯も淡い紫で、ポイントにアゲハの刺繍が入っていてすごく綺麗。
チビなのに…
背伸びしすぎたかな…?
全身鏡で見ながら、丁寧に着付けていった。
幼い頃日本舞踊を習わせられていた私。
そのため、自分で着付けくらいは出来る。
ヘアセットは苦手だから、美容室でキレイにセットしてもらわなきゃ。
あまり履きなれない下駄を履いて、予約の時間に間に合うように家を出た。