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はじまりは保健体育☆

第1章 1


「はい!交換ー」

直樹先生の声が響く。


私はアイマスクを取り、

とめていた息を勢いよく吐く。

その瞬間、頭がくらっとした。

酸欠‥?


隣をみると何食わぬ顔でいる悠人が、小憎たらしい。

平気なふりで立ち上がろうとしたら、私はフラッと倒れてしまった。


「桜井!?」

悠人の声と、直樹先生の声。


私は意識が遠のいた。

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