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LOVE SONG

第1章 Esperanza~初恋~

あたしは松井香恋。


華の女子高生。


「香恋ーっ」


「どしたの、」


「…また、ふられたぁぁぁー!!!」


「よしよし。恋の神様が慰めてあげるから」


そう言って、友達の頭をなでる。


あたしは、名前の通りというべきか、かなりの恋愛体質で


今までに付き合ったのは両手じゃ足りない。


そんなこともあって、みんなから「恋の神様」なんて呼ばれてる。


最初は別に、嫌じゃなかった。


むしろ、頼られてるのがうれしくて、どんな相談でも乗ってた。


けど…。


最近は、ツラい。


すごくすごくツラい。


アイツを、好きになっちゃったから…。



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