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ミニ嵐がデキるまで

第8章 8

7月1日

私は手ぶらで、翔クンと笑いながら一緒に部屋を出た

楽屋に着くとまだ誰も居なくて…

私はこの内に、翔クンにお礼…と思い

翔クン、1ヶ月…お世話になりました
ありが…と…う

私は泣き声になったのを隠すように、急いで頭を下げた

蓮ちゃん…って翔クンが言うのと抱きしめられたのは同時だった

翔クンの優しいキスが唇に注がれて

4ヶ月、4ヶ月経ったらまた俺の所だから…

翔クンは涙を拭いながらそう言ってくれた

私はただ頷くだけだった

その瞬間、オッハヨー♪

翔クンがため息と共に離れながら

お早う、相葉クン

さすがの雅紀クンも雰囲気を読んだのか

アレ、俺ひょっとしてやっちゃった?

いや、平気だよ
お別れは済んだから

翔クンのその言葉に私も頷いた

楽屋で私はみんなの雑用係り
お仕事はしなくちゃ!

雅紀クン、おはよう
飲み物何にする?

蓮ちゃん、いいよっ
俺自分でやるから!
もうちょっと翔ちゃんと居なよ

うぅん、お仕事はきちんとする

仕事をしている内に全員揃い、いつもは寝ている大野さんが静かに言った

じゃ蓮ちゃん、楽屋以外では今日からニノに何でもして貰ってね

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