依存症
第13章 【逆転】
嫌な笑みがアタシからこぼれる
「恭平!」
はっ!!ってした顔で恭平がアタシを見て
『なっ!!!
初めて名前…呼んでく…れた…』
クスッ
アタシは恭平を指差し
「ねえ?
す・き・だ・よ」
『………』
アタシを見たまま驚いてる恭平
『…あっ?…えっ?俺を…?はあああー?』
「大好きみたい…」ウフフ
『…!!!はあああ?』
デカイ声で驚きながら恭平は後ろに後ずさりながらゴン!!!
後ろにあった本棚に身体ごとぶつけた
バサバサ………
本が恭平の頭に何冊も落ちてきた
『…なっ…俺…カッコわる…』///