依存症
第20章 運命
…ウー……
気のせいじゃない
サイレンの音が近くなってる!!!
恭平が殴るのやめた…
シンが言う
《…てめー…マッポまで……呼んだの…かよ…》
バン!恭平を払いのけシンが
《…ハル逃げんぞ……早くしろよ》と言って走りだす
ハルは動かない…
「恭平!大丈夫!?」
アタシとのあちゃんが駆け寄る
『まってろ』
顔の血を右腕で拭きながらハルのとこに歩いて行く
しゃがみ込むハル
終った明るくなってきた外を見ながら長かった1日が終った……
サイレンの音が近づくにつれバカなアタシは安心してた