依存症
第23章 【最終章】
その日の朝も
上履きが無くなってた…
アタシは慣れすぎて下駄箱にローファーを置いた
奈々は
「またないの?スリッパ借りいこ!」
怒りマークついてるね
アタシは靴下のまま廊下を歩き出そうとした時
『あっ!先輩!…』
振り向くアタシに
『これ!汚いけど履いてよ!…』
男の子の上履きを渡たされた…
「…えっ?」
『いらなかったらそこの下駄箱に入れといて…じゃ…』
下駄箱を指差しニコッと笑った男の子走り去っていった…
1年の下駄箱には 名前が貼ってあった
【佐藤 恭平】
END