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夕雲の中学生恋愛日記

第5章 お祭り

テストを無事に終え、成績もよかったので、お疲れ様ということで、祥亘と一緒にお祭りに行くことになった。突然、祥亘から誘われ、偶然にも予定がなくてよかったと心底思った。そこで、いてもたってもいられなくなり、智也くんにお祭りのことを相談した。

「よかったんじゃない?せっかく二人で行けるんだし。俺はクラスの奴といくから見てられないけど、楽しんできたら?お祭りだから大丈夫だって。」

「うん!ありがとう、智也くん。」




そして、当日。浴衣でいこうか迷ったけど、面倒くさいから私服で行くことに決めた。こんなにお祭りが楽しみなことは今までに一回もなかった。少し緊張する。昔はよく3人で一緒にお祭りに行ってたけど、2人っていうのはなかったから。祥亘が玄関から出てきた。

「じゃあ、行こう。」

「う、うん。」

行くまでの間はずっと無言だった。話そうとも思ったけど、何を話せばいいかわからなかった。時より、祥亘の方を見ると、何かを考えてるみたいだった。

お祭り会場に着くと、たくさんの人が居た。見回りの先生や友達をはじめ、近所の人がいっぱい来ていた。

「もしかして、祥亘と夕雲、2人で来たの?」

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