モテモテ男の裏の顔⁉︎
第3章 帰宅。
毎度の事ながら…
ゴジラから懇々と説教を受けた私。
毎回、反省文とか何書いたらいいんだよ。書く内容一緒だろっての。
原稿用紙と睨めっこしながら
深い溜息をついた。
[2ーB 佐々木 日和
すみませんでした!もうサボりません!]
反省文をそのまま机に置いて
コソっと生徒指導室を後にした。
靴を履き替え校庭へ出ると
空には星が出ていた。
くっそー。ゴジラのヤツ!
こんな遅くまで残されたら、
電車混んでんじゃん。
また大きな溜息をついて駅まで歩いた。
同じように下校するのは
部活を終えた生徒ばかり。
これじゃ部活やってんのと変わんないし。