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モテモテ男の裏の顔⁉︎

第27章 どこだよ?




『おい。あいつどこ?』



『...ぇ..誰の..』



『とぼけんなよ?
日和はどこかって聞いてんだよ‼︎』



マイクのスイッチが入ったままだったのか、俺の怒鳴り声がスピーカーから部屋の中に響いた。




『は?何?湊それどういう事?
日和ちゃんがどうした?』



裕翔の言葉を無視して、
俺はもう一度女たちに聞いた。



『日和はどこにいんだよ?』



小さな声でボソッと聞こえたのは



〝使われてない倉庫の中〟



俺は部屋を飛び出すと、
そのまま学校へ向かって走った。



夕陽は落ち、通りには街灯が点き始めた。




(何やってんだよ‼︎あのバカ‼︎)



あの女たちが呼び出したんだろ。
素直について行くんじゃねぇよ…


何でこうも毎回、厄介ごとに巻き込まれるようなことすんだよ。


あー。クソ!
本当面倒くせぇ奴!


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