モテモテ男の裏の顔⁉︎
第31章 恋人。
『ちょっと喫煙所行ってくるから。
この辺にいて。』
「うん。そこの雑貨見てるね?」
湊を待っている間、私は雑貨屋に入って小物を見ていた。
(あ…これイイな…。)
私はレジでお会計を済ませると、
ラッピングをお願いして待っていた。
『何か買ったのか?』
「う.うん‼︎ 愛菜に..」
『お互い大事にしてんだな。』
私は店員さんから商品を受け取り、
バッグの中にしまった。
そしてモールから出ると駅へ歩いた。
『まだ時間早ぇけど、どうする?』
「ん?湊に任せるよ?」
湊はピタっと足を止めると、
私の顔を覗き込んできた。
『家来いよ。』
「ぇ…?えぇ⁉︎」
(み.み.湊の家⁉︎)
湊は私の返事も聞かず、
スタスタと歩き出した。