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『湊ッ..お前..。
やっぱ日和にはもったいねぇよ‼︎
いくらでもイイ女はいるぞ⁉︎』


確かに兄貴の言う通りだ。
湊はモテるし、私にはもったいと思う。


兄貴の言葉にはムカつくけど‼︎
こればかりは反論できないな……


湊は私の手を取ると、
テーブルの下でギュっと握った。


『俺は日和がいいんです。』


（！！！）


鼓動が大きく跳ね上がり、胸がキューっと締め付けられるような不思議な感覚に襲われる。


『きゃあ〜♡』


ママは両手で頬を隠しながら
黄色い声を上げていた。


『日和‼︎お前、湊を裏切るような真似したら許さねぇからな‼︎‼︎』


「えぇ‼︎⁉︎」


（普通それ逆でしょ⁉︎妹より湊かよ‼︎）


湊はそんな兄貴の言葉を聞いて
ｸｸｯと笑っていた。