モテモテ男の裏の顔⁉︎
第39章 脅された私は⁉︎
ここはひとつ…
顔が広ぇあいつに聞くか。
ポケットから携帯を取り出すと、俺は発信をかけてコールを鳴らした。
〔湊〜。どした〜?〕
『お前今どこ?』
〔屋上で一服中〜。〕
『今からそっち行くわ。』
俺は通話を切ると、日和を連れて屋上へ向かった。
屋上にはフェンスに肘をついて煙を吐き出している裕翔がいた。
『よ〜。湊。
って..あら?日和ちゃんも一緒だ♪』
裕翔は日和を見て、途端に笑顔を浮かべた。
「あ。どうも。」
日和は裕翔に向かってペコっと頭を下げる。
俺は本題に入ろうと、裕翔にさっきの男の特徴を話した。
『おいおい。そんな特徴の奴なんかゴロゴロいるだろ..それだけじゃ見当つかねぇよ。』
確かに裕翔がそう言うのも最もだ。
日和に詳しく聞いても、それ以上は分からねぇみたいだし…