テキストサイズ

モテモテ男の裏の顔⁉︎

第41章 押しに弱い私。



あの事件以来ーー


校内でのHはやめた。

脅された事も1つの要因..

それ以上に湊が腹を立てたのが、私の我慢できなかった声で自慰行為をされていた事。


『つーか、お前は何でこうも毎回トラブルに巻き込まれんだよ。』


「えぇ⁉︎そんなの分かんないよ‼︎
私だって好きで巻き込まれてる訳じゃないんだから‼︎」


いつもの場所で湊とお昼を過ごしながら、理不尽なことで責められている私は、口を尖らせて頬を膨らませていた。


『ククッ。変な顔。』


「はぁ⁉︎何それ‼︎
そんな私が好きなくせに‼︎」


湊の言葉に反発しながらべーと舌を出すと、湊は私の頬をそっと撫でながら柔らかく微笑む。


『そんなお前が好きだよ。』


湊が紡いだ甘い言葉に
胸がキュっと締めつけられた。


(ちょ⁉︎不意討ち‼︎
本当ズルいよ…)


「バカ…。」


私は紅く染まっていく頬っぺたを隠すように、膝の上に顔を埋めて湊の顔をチラっと見た。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ