モテモテ男の裏の顔⁉︎
第9章 忠告の意味は?
家に着くと、玄関には鬼の形相で仁王立ちする兄貴がいた。
『日和‼︎ テメェ何時だと思ってんだァ⁉︎』
「ひっ⁉︎あ..あ..兄貴。」
『今から帰る。とか連絡入れろっていつも言ってんだろーが‼︎』
「わ..分かったから!」
私は兄貴から逃げるように、自分の部屋に駆け込み鍵を閉めた。
ドアの向こうでは、まだ兄貴が叫んでいたがテレビの音量を上げて無視した。
毎回、お決まりのパターンだ。
その内ドアの鍵を破壊されそうだな…
兄貴の怒りが収まるまで、
部屋の中で籠城。
ママが帰宅するとご飯を食べ、お風呂を済ませベッドに横になった。