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「あの…？」


『西高の佐々木 日和ちゃんだよね？』


（え...何で名前..知って..）


私は顔を歪め身構えた。


『あ..急に声かけてゴメンね？

駅でよく見かけて可愛いな。って気になってて…西高の友達に話して、名前聞いちゃったんだ。

勝手にゴメン…ビックリしたよね。』


彼は髪をクシャっとさせて、
申し訳なさそうに謝ってきた。


（西高の友達って…？

この人高校生だったんだ…。
私服だし大人っぽくて大学生かと思った。）