ワールドアパート
第7章 少女の趣向
白を貴重とした家具
部屋の全体を少女が不快に感じない程度に見渡した
さっきは気づかなかったけれど
奥に短い廊下があって
トイレと風呂があるようだった
少し興味があり聞いて見た
「服とか…食べ物とか…どうしてるのかな?
この部屋…台所もないし…
買い物も行かないよね?」
少女はあぁそんなことかという顔をした
「食べ物は華無子さんが作って持ってきてくれますよ
朝ごはんは7時30分で
昼は12時
夕ご飯は18時30分とか19時…?
あっ!!それ以外にもお菓子とか持ってきてくれますよ!!」
「…へぇ…服もなのかな?」
「はい。私は特別服の趣味もないし…
白いと汚れたらすぐ分かるし」
そう言って僕の前に白いシャツと
そこから覗く白い腕を見せた
なんだかとても官能的で
僕は思わず目をそらした
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