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曖昧☆Bboys

第8章 秘密のKiss

私は振り向かず地下の階段を一気に上った。


街はネオンで明るく人はまだまだ行きかっていた。


誰も知らない、誰も見ていない。


私と霧人の事は私達しか知らない。


そう思うと秘密のキスは格別に感じる。


それと同時に彰吾への罪悪感も生まれていた。


自分が思ってもいない方向に気持ちが進んでる事に憤りと戸惑いを抱えながら、駅のホームで秋を感じる夜風に髪を乱した。



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