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曖昧☆Bboys

第12章 揺れる恋心

静かに玄関を開けると彰吾はいつものように寝ていた。


とりあえず、着替えなきゃ。


私は彰吾を起こさないよう着替え、仕事に行く準備をした。


「んんっ…美咲ちゃん、おはよう」


家を出ようとした時、彰吾は目を覚ました。


「おはよう、仕事行ってくる」


「うん、あのさ、俺、今のバンド抜けるから」


「はあ?どうしたの⁉︎」


「うん…帰ってきてから話すよ」


「わかった。とりあえず仕事だから、いってきます」


「いってらっしゃい」


ベッドから出ず彰吾はまた布団に潜り込んだ。


丸まった彰吾の背中が悲しく見えて、重い気持ちになった。





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