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曖昧☆Bboys

第14章 優柔不断

仕事から戻ると彰吾はなにやら小銭を数えていた。


「なにやってんの?」


「路上ライブで稼いだ金数えてる」


「路上ライブなんかやったの!?」


「うん、結構人集まったし。
俺ってボーカルもイケるっぽい。でも久々だったから声枯れた」


ガラガラ声のくせに彰吾は満足そうに笑っていた。


「へえ~、でいくら集まったの?」


「それがさ~結構あるかと思ったら小銭ばっかで湿気てる」


「だから、いくらよ?」


「3850円かな...」


「あら、時給計算したらいいほうじゃない?」


「そうだな...でも三万円には程遠いや」


なんだ?三万円って...


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