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曖昧☆Bboys

第15章 理由なき想い

...霧人side...


「霧人さん!おかわり頂戴!」

小さなカウンターのバーは女性達で賑わっている。


オーナーの兄貴の企画で《月イチ女子の飲み放題》の日だからだ。


さすがにこの日は俺一人ではどうにもならないし兄弟揃ってカウンターに入っていた。


兄貴目当ての客も喜ぶ。


もちろん俺目当ての子もいる。


そんな女性達の熱い視線は嬉しいものであるが、正直そこに俺の心は全くなかった。




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