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曖昧☆Bboys

第18章 信用、安心

「んん...」


私の撫でた感触に気づき、首を横に振った。


「彰吾、こんなところに寝たら風邪ひくよっ」


「う~ん、もうちょっと...」


目を開けずに寝返りを打ち私に背を向けた。


「もうっ仕方ないな~」


クローゼットの奥から、毛布を一枚出してそっと彰吾に掛けてあげる。


私の気持ちが離れていることすら微塵も感じてない彰吾の寝顔は《安心》と書いてやりたくなるほど穏やかだった。








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