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曖昧☆Bboys

第19章 弄ばれて愛されて

「お疲れ様でしたあ~」


深夜1時、私はマフラーをしっかり締め直し、居酒屋の裏口を出た。


年の瀬になると、クリスマスやら忘年会やらで居酒屋は毎晩のように団体客でてんてこ舞い。


私も仕事とバイトでヘトヘトだった。


霧人はあれからもちろん連絡は取っているが、会えてはいなかった。


そして今は海外に行っているらしい。


やっぱりお坊ちゃまなのか、海外旅行なんて私には縁のない話だった。


そんな事で私の心もちゅうぶらりんのままだ。


でもとにかく今は稼ぎ時。


私は彰吾となんの変化もない毎日を過ごしていた。


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