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曖昧☆Bboys

第3章 イケメンの正体

思わず声が出てしまったのはあの日ライブで壁際に立っていたイケメンだったからだ。


「はじめましてじゃないね、二度目まして、美咲さん」


イケメンさんも覚えていてくれたようで優しい目でニッコリ微笑んだ。


色気の漂う眼差しでドキリとした。


「ここの人だったんですね」


「正確に言うとここは兄貴の店で俺は手伝いなんだけどね」


「そうなんですね~、えっとギムレット下さい」


「いきなり強いお酒だね、飲める方なんだ」


「酔いたい気分なんです」


「そうか、たまにはいいね」


バーテンダーはまた優しく微笑んで、シェイカーを振りギムレットを作り出した。


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