テキストサイズ

私の“心“

第8章 11月8日


「…衝撃的なんですけど」

「母さんも(笑)そのことをずっと誰にも話さなかったのは、忘れたかったんだって。ばぁが生きてた頃の時代は自殺なんて恥ずかしいことみたいだったから。墓も作られてないしね。」

「で、なんで私の名前はなおになったの?」

「んー?今、生きてるのはその人のひ孫であなたと同じ名前。あなたのこと、忘れませんよ。って願いもあるけど、たまたま母さんの親友がなおって名前を持ってきたから運命を感じて(笑)ばぁには猛反対されたけど説得して、その名前にしたのよ」

「じゃあ、あの親戚になおが多いのは?」

「あー、多分親たちはは気付いてないだろうけど導かれたんだと思う。でなかったら、遠いとはいえ同じ名前なんてそうそう被らないよ」

「((((;゚Д゚)))))))」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ