泣き虫リトル
第1章 “間違い”
「圭斗大丈夫か?」
ふと顔を上げると遼が俺の机に手をついていた。
『、、りょー、、、』
「ふ、なんか弱ってるw」
髪をワシャワシャされる。
『遼カラオケ行かねーの?』
「俺今日そうじ当番」
あ、だからモップ持ってたのか。
「そうじ終わってからカラオケに合流しよーと思ってたけど、
圭斗が行かねーなら俺もやめとこ」
そう言って遼がスマホをいじりだす。
おそらくカラオケ行った奴らに「今日は行かない」って連絡してるんだろう。
、、、そうじ当番の女子らがこっち睨んでっけど。
遼、早く掃除に戻った方がよくないか?
「送信っと。遼、今日一緒帰る?」
『んー、、、や、俺もう帰るわ。』
一緒に帰りながら遼に相談したいけど、相談できるような内容じゃねーし。
それに遼と話してたらちょっと落ち込んでた気分が和らいだ気がする。
「おう。いつでも話聞くからなー」
『うん。りょーありがとー、、』
まだ何かふにゃふにゃしてないか?って遼が笑って、また髪をワシャワシャされる。
違うし。遼の優しさに感動したんだよ。
言わんけど。
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