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短編&長編のポエムたち

第1章 No.1 【人生】


出逢いがあれば
別れがあって

一線を踏み越えれば
後悔があって

お互いが求め合えば
要らないと思う日もあって

好きって言えば
嫌いがあって

ありがとうがあれば
ごめんねがある。

~にしよう!と誘えば
したくないと言う解答もあって

夢を見れば
叶わぬ儚さを知る。

目標があれば
届かぬ悔しさに気付いて

涙の裏には
笑顔がある。

大切にする反対に
傷つけることがあって

受け止めることができず
突き放すこともある。

あなたがいるから
僕が居て

でも、僕が居なければ
君が居たかも。

何かを犠牲に今があって
その犠牲に後悔する過去がある。

君が僕を好きだって言った日も
さよならって告げた日も変わらない過去。

幸せの裏には
不幸があって

賛成には
反対がある

従う者は
命令する者についてまわる。

愛することもあれば
愛されないこともあるし

愛したら
愛されることもある。

僕が居るからお前がいて
お前が居るから君がいて

でもお前が居なければ
あなたと出会えた。

どれを選んでも幸せのサイズは同じ。
そう、変わらない。
過去を後悔した今の時間
これを読む今の時間
もうそれは過去のこと。
後悔という過去。
したって遅い。次の幸せに乗り遅れる。

だから思う。
幸せになりたいという願望は
誰かを不幸にして得たいものなのだ。

そんなのありえない。
そう思うあなたに一つ例。

幸せを食べることとする。
何かを食べたい。
それは何かの命を犠牲にしている。
その命を生んだ者は不幸に思う。
野菜一つにしたってその親は
子が捕られ食べられる。

ほらね。不幸のもとに幸せは成り立つ。

みんなで幸せになろう!
そう思うなら、死んだ方がいいんだ。
皆が一斉に滅びれば
不幸も幸せもない無の世界。

この世界を歩くのは難しい。
ただ一つ。方法があるならば。

「誰かを不幸にしたうえで幸せを成り立たせていることを知っておき、不幸にした者へ詫びて幸せを精一杯かみしめること」

これだと思う。

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