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短編&長編のポエムたち

第2章 No.2 【恋愛】


君の声が聞こえた気がした。

聞き覚えのある声に

振り向く私が居た。

振り向く私を見る人…

君な気がしたのに………

横を通り過ぎた人。

何億の人間の中で

今すれ違ったのが君のような気がした。

会いたい。

君との距離があいてから…いや。

君と別れてから毎日思うことだった。

だから、君だと思いたかった。

でも、それなら何故?

声をかけなかった理由は…

考えただけで辛くなった。

君だと思った。

君の匂いと声だったのに…

君じゃなかったことを知る悲しさと

君だと期待した馬鹿な自分に

嫌気がさした。

もう一度だけでも会えるなら

「ありがとう」って伝えたい。

ろくにお礼も言わず離れた君に。

ごめんね…

君にたくさんたくさん

迷惑かけて……

大好きでした。

…ううん。

今もこれからも大好きです。

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