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溺愛禁止。

第11章 邪魔する男

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約束していたカフェに着くと
既に奴は待っていて


「恋実、こっち。」


恋実を見つけると嬉しそうに手を振って
俺にも一応、ぺこっと頭を下げてくれた。



「何か、付いてきちゃってごめんね?」


年上の俺は一応そう言ったけど、本音を言えば
ごめんねなんて微塵も思ってない。


逆に、エッチの邪魔したことを謝ってほしいくらいだ。





そう思っていると


「いや…彼氏さんだったんですね…。
邪魔しちゃってすいません。」



謝ってくれた。


コイツ…もしかして、いい奴なのか?





だけど---


そう思ったのも一瞬だった。





「先日見掛けた時、まさか恋実の彼氏さんとは思わなくて…

こう言ってはなんですけど…

恋実が楽しそうに見えなかったもんで。」







コイツ…






きっと…


俺の彼女に気があるに違いない。






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