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溺愛禁止。

第15章 彼の音

「あーいう時は、

嘘でも会いたかったって言うんだぞ?」



そう言って、マフラーを結んでくれる。



見上げれば蓮君の顔。


目の前には蓮君の綺麗な手。



「…///」



一体、どこを見ていればいいのだろう…。


あまりの至近距離にドキドキが止まらない。




それに、蓮君の匂い…。




「こらっ、何とか言え」




おでこを指で小突かれたって…



幸せ…。







「…会いたかった…///」




…会いたかったよ?///」





震える声で伝えると








「…フッ…嘘つき…。」




さっきよりも、


もっと優しく小突かれた。

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