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溺愛禁止。

第15章 彼の音

「私、熱なんか無いよ…?」


もし計って熱があった場合
私はその数字を見てダウンするタイプだ。


極力計りたくないのだ。



「少し休んだら良くなるから…。」


「そんなに自分で計れないなら

俺が脇の下に挟んでやろうか?」



「なっ、///

さっきから言うことが変態なのよっ」



「いいから計れって」


「計らなくても大丈夫っ。」



「さっきから大丈夫、大丈夫って…

言葉の意味わかってて使ってんのか?」



「…わかってるよ…。」



「わかってないだろ?

だって恋実ちゃん今、絶対熱あるしっ」



「どうして絶対なんて言う訳?」





私がそう聞くと急に真顔なった蓮君。








「覚えてるからだよ…。










恋実ちゃんの体温を…。」






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