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溺愛禁止。

第16章 徹底追及。

精一杯伝えたつもりだったけど



「それって…どういう意味?

…過去形なの?」



緊張しすぎてうまく言えなかった…。




「ち、違いますっ。」


また誤解され兼ねない、と焦った私は
敬語で否定する。



「じゃあ、今はどうなの?

俺のこと、どう思ってるの?」



両肩に優しく手を添えられて


コロコロ変わる彼の表情に目を奪われながらも



「蓮君…今、言うから

ちゃんと聞いててね?」



私は呼吸を整えた。






「あぁ、ちゃんと聞いてるよ。」




クスッと笑う
彼の優しい瞳に吸い込まれるように












「蓮君…











好きなの…




今は




前よりも…




もっと大好き…。」








素直に…





言えた。



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