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男子寮

第10章 悠司×飛鳥 好きと嫌い




「あ…悠司先生。」



そこに居たのは快斗だった。

「あぁ、快斗か…」


理事長の息子で、優秀な生徒として評判がいい。



「なにかありました?」
「何でもない」
「顔に書いてますよ?」


ニコッと笑う快斗。
本当に理事長に似ている。


「まぁ、な…。大人の事情」
「飛鳥絡みかな?」
「!」
「図星ですね?笑」
「ハハッ、鋭いな」
「理事長の息子ですから」
「そうだな…」




しばらく、沈黙が流れた。



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