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男子寮

第11章 水樹×楓哉 想い




ガチャ


部屋のドアを開けると、ガチガチに正座した水樹が座っていた。



「よ、よお!」
「おう!」


ヤバい…。
水樹を見ていたら、自信無くなってきた。

いや、言うんだ!
決めたんだ!


「水樹!」
「はい!」


「話があるんだけど…」
「はい…」


告白って…
こんなに緊張するものか?

くそ!
なんて言えばいいんだ?



「「実はさ!」」


ハモった…。


「ごめん…水樹からでいいよ?」

「いや、楓哉からで」

なんだ、この空気…。



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