テキストサイズ

男子寮

第3章 日向×椿 記念日




「つか、今日積極的じゃん」
「うん…たまには…ね♪」



可愛い。


「あ、これ、…あげる」


そう言って椿が渡したものは、俺の好きなブランドのネックレスだった。


「え…。あ、ありがとう」

俺がそう言うと、
椿はもうひとつの箱を出しながら言った。


「ペアなんだ~♪
日向とお揃いっ…駄目?」


駄目なわけがない。



「ありがとうな、椿」
「これからも…一緒にいてね?」



そんなの、当たり前だ。
俺は答える代わりに、椿に優しくて長いキスをした。











最高の『記念日』だ。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ