男子寮
第7章 椿×日向 好きだから
で、今に至る――――――
「わかったか?」
少し落ち着いた椿に、朝の事情を話す。
「わかった…」
誤解は解けたようだ。
「あの…日向…っう…」
なのに椿は泣き止まない。
泣くのを我慢してるのか、
下唇を強く噛み締める。
「どうしたの?」
「嫌いとか…嘘だからね?」
あー…あれか…
「大丈夫、怒ってないよ。」
「大好きだからね?」
面と向かって言われると…///
「だから…っ、ごめんね…」
可愛い。
椿可愛い。
こんな可愛い子がいるのに
浮気なんかしねぇよ、馬鹿。