
男子寮
第1章 水樹×楓哉
「いい格好してるね?」
ニヤリと笑いながら、こちらに近づいてくる。
逃げ場はない。
「舐めてあげよっか?」
「え゛?」
なんとも間抜けな声だった。
「んぁっ!」
クチュクチュ
いくら男でも…。
気持ちいっ…。
「ふぁっ…っんン!」
さっきイッたばかりなのに、もうイキそうになる。
「イッていいよ?」
俺はその声と同時に果てた。
「水樹…すげぇエロい」
「やぁっ///みんなっ…」
名前を呼ばれて、こんなにドキッとしたのは初めてだ。
もっと…。
もっとよんでほしい。
好き…っ…
出会った時から。
俺の片思いは始まっていた。
