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きづいてよ!

第3章 暖かい男




「もっかい抱き締めてやろうか?」

「遠慮しときますー」


あたしは立とうとした

でもその前に鈴木があたしの腕を掴んだ


「ぅわっ」


ぎゅっ





しばらく時間が止まったみたいになって、沈黙が続いた


前まであんなに冷たくて、憎くて

あたしに近寄らないで欲しかったのに

今は違う


暖かくて包まれてる


ずっとそばに居てほしい

あたしのそばに


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