俺の弟はホモなのか?
第3章 お兄ちゃん…舐めって?
俺は…名残惜しが…ミチルから離れる―――――…
「!にぃに?指だから…立つのかも!柔かな部分なら立たないかも!
ねぇ!舌、舌なら…柔らかいよ!ねぇ!舐めってみて!」
ぶぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
この子は!わざとか?わざとなのか?
何?舌で乳首を舐めろって?!
おいおい…思春期童貞のお兄ちゃんに何を頼んでるんだよ!
俺は…見事に動揺しまくった…
「無理―――…///」
俺は、うつ向き…呟く…
「にぃに?」
ミチルは…俺の顔を覗くように身を乗り出す…
「…にぃに?ダメ…?実験だよ〜!実験!ね?お願い!」
可愛い…顔で――――…
く〜〜〜〜〜〜…エロい事を言うなよ〜…
俺は…ドキドキと罪悪感と…
思春期独特の高まりを…どう落ち着かせていいのか…悩む―――――…
「にぃにの―…意気地無し」
ん?!
んんん―――――――――?!
はぃ?!
あれ!今…ミチルの声で…
“意気地無し…”って…
顔を上げると…
ミチルの大きな瞳が……
怪しく光って見えた―――…
あれ…
ミチル…君…?
まさか――――――――…
====【END】====