俺の弟はホモなのか?
第28章 ★新章★僕の兄貴は僕を試しているのか!?
「はぁ!?照井!」
照井は、机に広げていた教科書をカバンにしまい始めた―――――――…
「え!?!今から?」
俺が、焦りを見せると…照井は、ニヤッと笑い―――…
「それに…こんな状況じゃぁ…勉強に集中できね〜よ」
周りを見渡すと……
女子の熱い視線が…ガンガン突き刺さっていた―――…
「動物園の動物…って感じ…
鈍感、山岸は気がつかね〜し、眼中にない杉浦は、アンニュイ雰囲気でキラキラオーラ二割ましだし!!
居心地わるいったらありゃしない…」
山岸は、そうか?と、いまだに鈍感ぶりを発揮していたが…
言われてみれば…凄い視線の中―――…
勉強していたらしい―――…
「なっ!?だから〜、この続きは杉浦のマンションでって事で!!
さぁ!行こうぜ!!」
「おぉ!!杉浦君の自宅ですね!!お兄様に挨拶しなければ!!」
俺が、頭の中をグルグル回転させるよりも早く――――…
照井は、山岸を連れて!図書室を出ていった―――…