俺の弟はホモなのか?
第28章 ★新章★僕の兄貴は僕を試しているのか!?
「えっ…あ…あに…き?」
ギューっと…抱き寄せたまま…
ププッっと笑う兄貴は……
何だか―――――…明るくて…
もう――――…
“ゴメン”の雰囲気ではなくなっていた…
「俺が…“太陽”で、ミチルが“月”か〜…
星の位置付けのように……
向かい合い抱き寄せ会う……
運命だったんだな…って…
おかしい話だね――――…」
「んっ――――…ん…」
兄貴は、そう言うと…
俺の唇を塞いだ―――――…
「んっ…ぁ…あに…き…」
俺は…兄貴からのキスを……
ぐっ…っと込み上げる感情をぶつけるように…
答える―――――…
テレビのスピーカーからは…
SFアクションの軽快なシーンの音が聞こえる―――…
「んっ…あっ…――…ミチル…
今日は……俺が――――…
入れたい―――――――…」
あ――――――――…ヤバイ…
兄貴の何かに…
火を着けたのか…
まだまだ…受けとして……
試されているのか……
まいったなぁ―――――…