
俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
「じゃぁ、カケル…行こっか」
「///…あ…名前…?」
兄貴は、名前で呼ばれた事に少し驚き…固まった…
「はぁ?恋人とデートなんだから、名前で呼ぶだろ?」
「///こ…恋人…か///」
納得はしたものの…エッチの最中にしかあまり呼ばれない名前だから……
兄貴は、やけに照れていた…
可愛い……昔の俺より…
絶対可愛いよ…兄貴は――…
「さて、カケルは何処に行きたいか決めた?」
「ハハハ…考えたんだけど…
思い付かなくて……在り来たりな…“映画”とか“遊園地”とか…デートに関して…引き出しが無いのが…現状で――――…申し訳ない…」
兄貴は、頭をかきながら…笑い…俺に助け船を求めた…
「―――…カケル…も…」
「“も”…って?…ミチルも…ノープランだったのか?」
ハハハ……デート…したことね〜からなぁ……俺も…
「まいったなぁ…まっ最初はそんなもんなのかもな…
好きな人と行けばどこだって楽しいって事で……
カケル、買い物………行こう」
結局……場所なんて…ど〜でもよくて…
俺は…兄貴と…恋人として…隣で歩きたかった…だけなのかもしれない――――…
