
俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
「えっ…何で…?」
「何でって―――――…
ミチル…水泳…好きだったじゃん!!」
俺は、兄貴の言葉にキョトンとしてしまった…
「水泳は…自分からやりたいって…お袋に頼んだんだぞ?覚えてないのか?」
はぁ?っと…俺は記憶を遡るが…思い出せない…
「水泳は…カケルが…やってたから…」
「違うよ…ミチルがやりたいって言い出して…お袋が、ミチル一人だと心配だから俺も一緒にって……
でも…俺は、速攻挫折…水と愛称が悪かったんだよ…
でも、ミチルはどんどん上達して―――――――…
プールの中にいるミチルは、楽しそうだった……」
競泳コーナーに行くと…兄貴は水着をみながら…昔を思い出しながら笑う…
「へ〜…思い出せないや…そうだったんだ…」
「泳ぐの…嫌いになった訳じゃないだろ?
テニスより…ホントは―――…」
「…でも、俺はテニスを始めた―――――…
後悔してないし…
水泳は……今に…繋がらないから……」
「…そっか…でも、俺は…ミチルがやりたいことを…
全力で応援するし!味方する…
それぐらいしか…出来ないからな…
ごめんな…役に立たない兄貴で――――――――…
いや…今は…コイビト…か///?」
ドキン…とした…
兄貴は――――――…
俺の…
黒く…汚い内面を――――…
解って言っているのだろうか…
