
俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
「いや…聞いてた店は…ここなんだけど―――――…
この店構え…敷居が…高いよ〜な…」
よく見ると…緑に囲まれた…白い建物…
いかにも…本格フレンチを高額で出しますよ…的な雰囲気…
「う゛…な……高そうな店…」
やばい…いくら紹介されいい店だとは言え…
…高校生の俺が…入っていい場所か?
「…ミチル…ここは流石に…
俺…おちょくられたのかな?」
兄貴はハハハっと笑って…店に背を向けた――――…
入らないって選択に…ホッと胸を撫で下ろす………
「〜〜〜…あっ、来た来た!カケル?」
背を向けたその店から……
兄貴を呼ぶ声がした―――…
