俺の弟はホモなのか?
第31章 ★新章★俺の弟は何かに焦ってはいないだろうか?
―――――――――…
「いただきます!」
あの後…
二人でシャワーを浴び…
二人で夕飯の支度をした…
今日の記念として…買った夫婦茶碗は…
サイズは同じにして…
紫が…ミチル…
緑が…俺…
炊きたての真っ白なご飯を乗せ……目の前に…
今日の夕飯は、俺のリクエストした通り…和食!
ほうれん草のゴマ和え…筑前煮…焼き魚…
味噌汁にご飯!!
「〜〜〜〜〜〜うまい!!ミチル、今日のは凄く旨い!!」
「サンキュー!ランチのフレンチも、すげぇ〜旨かったけど―――――…やっぱり…
これに落ち着くんだよなぁ〜」
焼き魚に箸を入れると…
シャク、ジュワ〜っと…焼き魚特有の油が弾ける音がした…
「焼き魚に…ご飯!!最高!!」
魚を口に入れ―――…間髪入れずにご飯も口に運ぶ!!
口の中を魚で独占されていたのが…ご飯によって…マイルドに…油とほどよい塩気を包み米の甘さを引き立てる―――――…
そんな、至福顔をミチルは笑いながら眺めている…
「茶碗…いい仕事してる」
他愛もない事だけど――――…
今は、凄く幸せだから――――…
現状維持を……守りたい…
贅沢…かな?
【つづく―――――→?】