
黒の青空
第3章 1
___数日前___
「うちこれ観たい」
昨日LINEで理緒と俺の家でDVDを観ようと約束した
そしてその日理緒を家に招き、部屋にあげた
俺は持ってるDVDは全て観終わってるから理緒に選ばせることにした
観たいものが決まったらしい
某有名映画(シリーズもの)
なかなかお目が高い
俺にとっちゃ何度も観た映画だからぼーっと眺める程度に観てたが、理緒は目を見開いたり笑ったりたまにツッコミを入れたり、鑑賞者の反応を見る方が面白かった
やがて流れ始めたエンディング
テレビをDVDモードから通常に戻した
「んー…面白かったーっ」
伸びをしながら理緒はありきたりな感想を言った
「そりゃー、映画界じゃこれ基準になってるほどやからなー」
「さすが川上」
無邪気な笑顔を向けて理緒は言った
DVDをケースに仕舞って棚に戻してベッドに座った
理緒も横に座る
通常に戻したテレビはお笑いをやっていた
「これ過去の再放送やん」
「そうなん」
「うん」
俺は会話が続かないタイプだ
だからすぐに会話が終わって沈黙になってしまう
それでも理緒は気にしてはいないらしい
再放送のテレビをみて軽く笑っている
ストン
…と、理緒の膝に頭を寝かせてみた
顔を見るのが何か怖くて目を閉じた
理緒の笑い声がやんだ
動きが止まったのも何となく感じる
怒ったかな…
不安に思ってたら自分の頭に何かが触れた
目を開けると理緒が優しい表情で頭を撫で始めてくれた
「…嫌じゃないの?」
「…何かかわいいから…」
頭を撫でながらそう答えられた
ずっと優しい表情だった
「うちこれ観たい」
昨日LINEで理緒と俺の家でDVDを観ようと約束した
そしてその日理緒を家に招き、部屋にあげた
俺は持ってるDVDは全て観終わってるから理緒に選ばせることにした
観たいものが決まったらしい
某有名映画(シリーズもの)
なかなかお目が高い
俺にとっちゃ何度も観た映画だからぼーっと眺める程度に観てたが、理緒は目を見開いたり笑ったりたまにツッコミを入れたり、鑑賞者の反応を見る方が面白かった
やがて流れ始めたエンディング
テレビをDVDモードから通常に戻した
「んー…面白かったーっ」
伸びをしながら理緒はありきたりな感想を言った
「そりゃー、映画界じゃこれ基準になってるほどやからなー」
「さすが川上」
無邪気な笑顔を向けて理緒は言った
DVDをケースに仕舞って棚に戻してベッドに座った
理緒も横に座る
通常に戻したテレビはお笑いをやっていた
「これ過去の再放送やん」
「そうなん」
「うん」
俺は会話が続かないタイプだ
だからすぐに会話が終わって沈黙になってしまう
それでも理緒は気にしてはいないらしい
再放送のテレビをみて軽く笑っている
ストン
…と、理緒の膝に頭を寝かせてみた
顔を見るのが何か怖くて目を閉じた
理緒の笑い声がやんだ
動きが止まったのも何となく感じる
怒ったかな…
不安に思ってたら自分の頭に何かが触れた
目を開けると理緒が優しい表情で頭を撫で始めてくれた
「…嫌じゃないの?」
「…何かかわいいから…」
頭を撫でながらそう答えられた
ずっと優しい表情だった
