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よるのおとも〜短編小説集

第1章 1.

私の名前は沙耶。
大学一年生…だけど残念ながらまだ経験はない。
大学でいい出会いあるかな…なんてウキウキしながら最初の頃は過ごしてたけど、全く出会いもなく間もなくテスト期間になった。


テスト前、家じゃ全然勉強出来ないし、友達とやってもはかどらないから一人で図書室にこもっていた。


図書室はそれ自体がもう独立の建物で、図書室というより図書館という方が合ってるような大きい建物で、地下二階から地上二階まである。

私は地下二階がいつも人が少なく勉強に向いていることを、入学してまもなく知り、今日もそこの個別化されているテーブルの一つを朝から使っていた。

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