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よるのおとも〜短編小説集

第1章 1.

女子トイレの入口で人の気配を後ろに感じた。


振り向くと、例の上級生の男の人。

少し恍惚の表情でだんだんと距離を縮めてくる。


「なにか…」


と言いかけて、手を掴まれた。


「えっ」


と思う間にとなりの男子トイレへ連れ込まれた。

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