片思い
第11章 混乱
学校では普段どうりにする私。
思い出さないように、
忘れるように…富岡くんを見ないでいる。
「メンバーどーなった?」
太田くんが近くによってきた。
「女子は7人くらいしかこれないみたい…」
太田くんを見上げる
あたしより15センチくらいは身長が高い
「男子は12人これるってよ!」
「ほんとぉ♪人数多い方が楽しいもんね!」
ぽんっ…
太田くんが頭の上に手をおいた
「おれも楽しみにしてる」
「じゃーまた明日な!」
太田くんは男子たちのところに戻った。
「…………」
放心状態のあたし。
今まで男子に頭なんて触られた
ことなんてなかった。
普通は嬉しいもんなのかな…?
でもあたしの求めてる手は
あなたじゃないの…
やっぱり好きだよぉ…
失恋の怖さは
フラれてもまだ諦められない
ってこと…
好きでいてもいいのかな?
いいわけないよね…
でも…
この気持ちはもぅ伝えないから…。
あなたに迷惑かけないから…。
だから…
あなたのこと思うだけなら
許してくれないかな…?